外道大王の投げ釣りオタク
釣魚は“ひもので食べる”をご紹介します。

本来「釣魚」は新鮮この上ない魚で、料理方法には事かかない方法が考えられます。
基本的には、「刺身、タタキ、煮物、塩焼」などで“新鮮さ”を生かした調理方法が好まれています。
しかし、キスのような魚は淡白そのものであり、「てんぷら種」などが代表的で“味付けにつゆ等が添加”される事で主になる物(そば等)の脇役的旨味がでる物もあります。

我が家の嫁は、刺身=まぐろ、焼き魚=しゃけ、ひもの=ほっけの開き、と決まっており、釣魚=食べる魚にあらず、なのです。

よって、これまでに釣上げてきた魚達は全て小生の腹の中に納まっています。(^^)
しかし幾らなんでもキスの刺身は捌くのが大変です。 台所に立っていると嫁が邪険にしますし、腰も痛くなってきます。

そこで知り合いの先輩にお聞きしたところ、「塩一振りで一夜干し、天日干し」がいいんじゃないの。
冷凍もできるし・・・保存が利くから・・・との事で干物を作ることにしました。

天日干し

キスを開き、15cm以上の物は中骨も除きます。(食べる時に骨が刺さるので必ず除く)
ピンキスは内臓を取り開かずに塩を振っています。

内臓を流水で洗い流しタオルで水気を軽くふき取ります。

まな板の上に身の内側を表に交互に並べ、隙間無く、重ならないように並べたら・・・

“赤穂のやきしお”を50cm以上高い所から満遍なく振り、均等に塩をふったらまな板をできるだけ斜めにし出てくる水気を流します。

60分くらい放置した後、再度タオルで水気を取りすのこ(市販魚干し網も可)に乗せて干す。
この時に注意したいのが無風状態は避けるべし

夜間に干すと → 身の締まりはあまり促進しない。ほどほどの締まりと魚の風味が残り時間を気にせず一晩で七分に程よく乾燥する
(一夜干し=ご飯のおかずに最適となる)

天日に干すと → 身の締まりはかなり促進する。しっかりと身が締まり魚の風味増す。乾燥が速まる為、干す時間や裏返したりと出来の状態を観察する必要があり手間がかかるが、風味、味ともに天日が一番で九分方乾燥する。
(ひもの=おかずはもちろん、酒の肴に最適となる)

焼き加減は七輪であぶるのが最適ではあるが、オーブントースターで軽くあぶる程度にし、一部が狐色に色付けば問題なく食べられる。

ひもの完成

タッパか真空パックに入れて冷凍保存するか食べきりましょう。
以外にキスの風味(使う塩で風味も変わる)が絶妙で酒の肴に最適です。

Copyright ♠2006 pu_taro©♠ All Rights Reserved.